そもそも最近のマンション計画では、事業主にかわり、よくわからない会社の名前が連絡先に書かれていることが多いです。これは、俗に言う「まとめ屋」です。ネゴシエーターというとちょっとかっこいいですが、近隣のガス抜き対策としてそういういやな仕事を請け負う会社が増えているそうです。東京都では、そのような業者を閉め出そうとしている動きがあるようですが、現実には事業主がその手の会社と契約して行っているのが実情のようです。
彼らは、一見こちらの気持ちを理解しているような振る舞いをしますが、それはあり得ません。計画に対して要望しても、「ご容赦願います」とか「努力しましたが、可能性がありませんでした」などの言葉を並べて、住民の苦情・要望をかわすのが仕事だからです。当然、これら近隣対策費というものを事業主からもらっているため、日影の補償費なども少なく出せば、それだけ自分たちが儲かる仕組みとなっていますから、彼らも必死でまとめようとします。
さて、今回のまとめ屋さんはというと・・・。
はっきり言って、最悪でした。説明会は行ったものの、資料は各人に配布したからという理由で会場に人数分用意していませんでした。普通配付した資料を持参してきてくれる人なんていないと考え、同じ資料であっても用意するもんですけどねぇ。これも、近隣対策費を節約したのかな?
結局、集まった人たちが騒ぎだし、近くのコンビニに行って彼らがコピーしてくることになりました。おかげで約小一時間待たされ、説明が始まりましたが、こちらの意見や要望も言う時間がなくなり、第1回目の説明会は、混乱の中終わりました。
せめてもの救いは、この計画では、まとめ屋だけではなく、事業主の担当者が同席したことです。すべてまとめ屋に任せていないという姿勢を示したかったのか、頼りないから同席したのかは定かではありませんが・・・つづく